ウイルスの宿主と病原体の相互作用と宿主の免疫応答を理解することは、ウイルス疾患の診断、治療、ワクチン研究において非常に重要です。バイオ・ラッドは、サイトカインレベル、免疫・炎症マーカー、細 胞免疫応答をモニターするフローサイトメトリーなど、コロナウイルス感染に対する宿主応答を研究するための複数のソリューションを提供しています。
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コロナウイルス感染症に対する宿主応答の特性を評価するために、Bio-Plexマルチプレックスイムノアッセイシステムを使用して、血清や血漿、その他生体由来サンプル中に含まれる多項目のサイトカインやケモカインなどの産生レベルを同時に評価することが可能です。 この点については、『Lancet』誌(Huang C et al. 2020)に先日掲載された記事でCOVID-19感染患者の臨床的特徴について述べられています。
Luminexビーズをベースにしたこのパネルは、微量サンプル中に含まれる生物学的に関連性の高い様々なサイトカインを同時検出することが可能です。
450種類以上の生物学的に関連性のあるターゲット分子に対応したアッセイキットをご提供しています。アッセイキットにはあらかじめ決められた項目がミックスされたプレミックスパネルや、ご希望の項目を選択しカスタマイズ可能なカスタムパネルをご用意してます。また、独自のターゲット分子に対するアッセイ系を構築するため生ビーズやそれに必要かカップリングキットもご用意しています。
無症状性キャリアから重症者まで含む複数の母集団における、コロナウイルス感染に対する多様な細胞免疫反応を特性評価するための道筋として有望なのは、少数の患者検体に対して包括的な細胞表現型検査を行い、複数のパラメータを分析することです。このような研究において、標識抗体を用いたフローサイトメトリーは最も優れた手法となります。
ZE5 Cell Analyzerで、ウイルスおよびワクチンによって誘導された免疫反応のプロファイリングを行います。
Utilizing the Multiparameter Capability of the ZE5 to Monitor T Cell Exhaustion and Effects of Immunotherapy(PDF 771 KB)
Targets of T Cell Responses to SARS-CoV-2 Coronavirus in Humans with COVID-19 Disease and Unexposed Individuals Grifoni A et al. Cell 2020 May 14
Characteristics of Peripheral Lymphocyte Subset Alteration in COVID-19 Pneumonia Wang F et al. J Infect Dis.2020;221(11):1762‐1769
SARS-CoV-2, the Virus that Causes COVID-19: Cytometry and the New Challenge for Global Health Cossarizza A et al. Cytometry A. 2020;97(4):340‐343
Bio-Rad Antibodiesは、あらゆる抗体ニーズに応える完全なソリューションと、よく利用される抗体を多数掲載したカタログとして利用でき、またわずか8週間でカスタムのモノクローナルを作製できるサービスも提供しています。
COVID-19感染に対する免疫反応のプロファイリングを行い、ウイルスによって誘導された炎症をモニタリングするための抗体。以下を含む標的に対する数千の抗体からお選びください。
IgG、IgM、およびIgA抗体の検出は、SARS-CoV-2ウイルスに対する免疫反応の評価において感度の高い手法であると考えられています。バイオ・ラッドは、多様な抗ヒトIgA、IgG、およびIgM抗体を完全長抗体、Fab断片、精製済み、交差吸収処理済み、血清などのさまざまな形態で提供しています。
また、これにはSTAR140も含まれています。これは、ヒトIgG、IgA、IgMの重鎖と軽鎖を検出するヤギF(ab')2抗ヒトIgG/A/Mの一つです。
コロナウイルスの研究と診断検査向けに特化した抗体を手に入れてください。
電気泳動やブロッティングは、ウイルスの侵入や複製を媒介する細胞受容体などの宿主タンパク質とウイルスとの相互作用を評価するための優れたツールです。バイオ・ラッドの電気泳動・ウェスタンブロッティングは高感度検出のみならず、Stain-Free技術を用いた定量性に優れたソリューションを提供します。
Characterization of Spike Glycoprotein of SARS-CoV-2 on Virus Entry and Its Immune Cross-Reactivity with SARS-CoV Ou X et al. Nat Commun.2020;11(1):1620
Characterization of the Receptor-Binding Domain (RBD) of 2019 Novel Coronavirus:Implication for Development of RBD Protein as a Viral Attachment Inhibitor and Vaccine Tai W et al. Cell Mol Immunol.2020;1‐8
Immunological Characterization of the Spike Protein of the Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus Lu L et al. J Clin Microbiol.2004;42(4):1570‐1576
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